ホストーカー 【完】
「美麗ぢゃんが..づいに反抗期になっちゃったよおー!」
「麗、取り敢えず状況を説明してくれ。」
俺は再びホストクラブに居た。
大量のティッシュと伸と共に。
「何か怒らせる事した心当たりとか無いのかよ?」
「わかりましぇん…」
一枚ティッシュを追加して、泣きじゃくりながら答えた。
「はあ、帝王がそんなんじゃ、お客さんに見捨てられちゃうぞ」
「どうても良い。もう俺美麗ちゃんだけで良い。」
「ストーカーの癖にな。」
そう、何気なく言った伸の言葉に何かを思い出した。
「ストーカー…」