ホストーカー 【完】
"もう、本当に辞めてください''
確か美麗ちゃんはさっきインターフォン越しに出た俺に突然そう言った。
そういえば、前にもレオが同じ反応を俺に対してした事があった。
調度一ヶ月前に。
「俺、わかっちゃったかも。」
「どうした、いきなり。」
「犯人は、ストーカー、かな。」
「やっぱお前だったのかよ!」
「違う。俺のストーカー。」
あー、こんな事になるんだったら放置しとくんじゃ無かったなあ。
「じゃ、俺もう出るわ。」
「何処行くんだよ!?」
「勿論、美麗ちゃんのと、こ、ろ。」