ホストーカー 【完】
「この女ぁー…ギャッ、ちょっと離しなさいよ!!」
ふぅ、全く何処からそんな情報得たんだか。
俺の予想通りだと、この女は美麗ちゃんの最大のタブーを知っている。
「確実に消してあげてね。」
女を捕らえ次の命令を静かに待つレオに、そう伝えるとコクリと深く頷いた。
女は俺の言葉を聞いても怯える事は無かった。
「ククッアハハハッ、麗、また今度会いましょうねぇ。私の王子様。」
完全に化けの皮を剥いだ女は、狂った様に声を上げながらレオに連れられて行った。