ホストーカー 【完】



「美麗ちゃんはちょっとそこで待っててね。」



隅に置いてあった椅子に強引に座らせられる。

普段とは違う空気を纏った麗羅に動揺して、私はただ成り行きを見守るしかなかった。



「…じゃあ、始めよっか。」



ポキポキと、準備体操をしてるかの様に手を鳴らすと、鋭い目つきでコウさんを見た。



ーーコクン


コウさんが頷くと、



静かに戦いの火蓋が落とされた。









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