ホストーカー 【完】


リッキーと別れた後、更にネズミーランドの奥に進むとネズミーランドのシンボルであるお城に出た。



「わー、これテレビで見たヤツだ!」



ネズミーランドに来て美麗ちゃんの瞳には中々俺は映らないけれど

ただ、美麗ちゃんの幸せそうな笑顔を見ていられるだけで十分幸せだった。



この前まで10m先に居る美麗ちゃんを見つめるのが限界だったのに、


今は、隣に居られる。

美麗ちゃんを傍で感じることが出来るそれだけが幸せだった。



「どうしたのまた、ニコニコして気持ち悪い。」



「えへへ、幸せだなーって思って。」



「ふぅん。」



言葉では、感情を表さない美麗ちゃんだけど、表情はとても幸せそうに頬が緩んでいた。

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