ホストーカー 【完】
体がジンジンして、全身が痺れてぴりぴりする。
でも、何でだろうか体中があったかくって
何だか、幸せな気分。
耳にはぴちゃぴちゃっと水の音が聞こえてくる。
そうえば、俺さっきまで何してたんだっけ…。
たしか、美麗ちゃんをストーカーして、凍える寒さの中美麗ちゃんを待って…
美麗ちゃんに話かけられ…話しかけ…!?
「……ッ!」
ありえない。
絶対、ありえない。
俺の目の前には、何故か美しい美しい美麗ちゃんの顔がある。
「ちょっと、動かないで。」
夢だ。
きっとこれは夢だ。
美麗ちゃんが俺に可愛く微笑みかけ、俺に軽くボディタッチをしている。