ホストーカー 【完】
でも、そっか。
夢なら何してもいいんだよね?
「美麗ちゃん……」
「ちょっ、いきなり何して…。」
俺の顔を見るなり、りんごみたいな真っ赤な顔になっちゃってあたふたしている。
「ねえ、何でこんなに可愛いの?」
「何でって言われても……第一私そんな可愛くな…ってえっ!?」
赤くなってる美麗ちゃんを見ていると、どうやら俺は苛め心が高まるらしい。
「ははっ、それは面白い冗談だね。」
「ちょっと、変態っ!馬鹿っ!放しなさいよっ!!」
俺は、大胆なことに美麗ちゃんを自分が寝ているベッドに引きずり込んでいた。
「美麗ちゃん、あったかいね。」
「ア・ン・タ…」
美麗ちゃんは眉間に皺を寄せ、顔に黒い雰囲気に包まれ始める。
夢だから、怖くないもんねー。