spiral
少年は首をかしげた
俺は少年の胸に指を当てる
そこから小さな光が姿を現した
「これから先、どんな状況に陥ったとしても…絶対に諦めるな。
そうすれば、必ず道は開けて…お前の中にある絆の力で乗り越えられる。」
諦めなければ
きっと…未来を築けるんだ
そうだろ…風、亜未?
「うん…わかった!!」
少年は力強く頷いた
「…お前さ、名前何?」
「はる!」俺の言葉に少年は声を上げて
「にのみやはる!!5さい!!」
ニコッと、眩しいくらいの笑顔を俺に向けた
「春ー!」