小さな願い
何かあったのか?
プルルルルル…プルルルルル
「青木君!?」
電話に出たのは美咲ではなく
美咲の友達だった
「美咲は?」
「青木君…いますぐ大山病院に来て!」
「なんで?」
嫌な予感がした
病院というその言葉に…
「いいから来て!」
その言葉に俺は携帯を切るとガソリンスタンド
を飛びだした
まさか…
そんなわけ、ないよな?
「すいません!美咲…佐藤美咲来てますか」
病院に着くと近くにいた看護師に
美咲の居場所を尋ねた
「えっと…今は…」
今は…?
今はなんだよ…
俺の嫌な予感は的中…してんのか?
「青木君!」
聞き覚えのある声に振り返ると美咲の
友達が立っていた