運命の恋


「ごめんな。大丈夫だから、心配するな」

俺はそういって、目を細める


「ねぇ、先生」

そういって、静村は前を向きながら


俺に声をかける

「なんだ?」

「心配くらいさせてよ」


・・・?

いつもの、優しくて甘い感じの声ではなく


真剣で、どこか切なそうな声


「・・・?」

「私ね、先生のこと好きだよ。もちろん恋愛感情として」

そういって、彼女は苦笑いをする

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