俺様彼氏とわがまま彼女
『咲サイド』
教室を飛び出して廊下を無我夢中で走っていた。気づけば屋上に出ていた。
空を見ると、空は、雲一つ無い晴天だった。
「私、何してんだろう。」
目を触って見ると腫れていて、とても授業を受けれる状態ではなかた。
(授業さぼろ。優斗、今頃何してんだろう。)
優斗の事を考えていると・・・。
ドン
!!
屋上のドアを勢いよく開ける音がしたので驚きうしろを振り返るとそこには優斗がいた。
「な、なんで。ゆ、優斗が此処に。」
「ハァ、ハァ。やっぱり此処だったか咲。」
優斗は、そう言いながら私の所まで歩いて来ようとした。
「こっちに来ないで!。浮気もの、女ったらし。」
「そこまで言わなくてもいいだろう。」
ブチ
私はムカついて屋上のフェンスを乗り越えた。
「おい!。何してんだよ。」
優斗は慌てて駆けつけて来ようとした。
「こっちに来ないで。」
「はぁ、嫌だね。」
そう言いながら、優斗はこっちに近づいてきた
「来ないでっていってるでしょ!」
「何でだよ?」
ビック!
優斗はいつもより低い声で聞いてきた。私は怖かったけれど震えながら返事をした。
「そっ、それは優斗のこと・・・」