竜王様のお気に入り
「天界では、その・・・兄妹同士で、結婚するんですか?」


「はい。
先程から、そう申し上げておりますが?
先代の竜王陛下も、当然、妹君様を王妃に召されました。」


ヤヨイは今、かなりの衝撃を受けていた。


だって、ハクリュウはコハクさんを、単なる妹だって、言ったよね?


それ以上でも、以下でもないって、確かにそう言ったよね?


王妃?兄妹で結婚?


なんなの、それ!


ヤヨイは、いろんな感情が入り交じって、冷静な判断ができないでいる。


「しかしながら・・・、」


イオリは困惑して、固まっているヤヨイに、言葉をかけた。


「コハク様が愛しておられたのは、コウリュウ様でございました。」


「コウリュウさんを?
じゃあ何故、ハクリュウの奥方に・・・?」


頭の中がハテナマークでいっぱいのヤヨイは、思い付く事を言葉にするだけで精一杯だった。
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