竜王様のお気に入り
ヤヨイは少し悲しげな微笑みを、ハクリュウに向けた。


「ん?どうかしたか?」


いつもの向日葵のような笑顔ではない事が、ハクリュウに疑問を抱かせた。


「うん・・・。」


ヤヨイは言葉を濁す。


「なに?言ってみな?」


ハクリュウは自分の額をヤヨイの額にそっと、くっつけた。


「うん・・・じゃあ聞くね。
ハクリュウはどうして、コハクさんを妃にしようとしていたの?
その後は、生気をもらう相手として、なぜ人間を選んだの?
セイリュウ王みたいに龍族の中から王妃を得ようとは、思わなかったの?」


ヤヨイの言葉を聞いたハクリュウは、おもむろに起き上がり、ベットを下りて椅子に腰掛けた。

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