竜王様のお気に入り
「私ごときが、竜王陛下のお能力を受け継ぐのですか?
少々・・・荷が重いように・・・思うのですが・・・。」


イオリはやんわりと断ってみた。


竜王陛下の能力といえば、コウリュウをも凌ぐものだ。


それは即ち、次の竜王陛下という事ではないのか。


「ほぅ・・・。嫌か・・・?」


竜王陛下は、意地悪く目を細めた。


「滅相もありません!
ただ、私には分不相応かと・・・。」


「では。
竜王になり、我等を人間界へ連れて行く事を承諾するように、コウリュウを説得いたせ。」


何というワガママぶりであろうか・・・。


イオリは真剣に困った。


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