【短編】Sweet Chocolate
「んっ…!?」


必死に下を向いていると顎をつかまれてキスされた


「…やっ」



パッと離れて走ろうとすると


「梨乃…?」


「愁。」


なんでこんなところに?


しかも今…



どうでもよくなって愁の横を通り過ぎて家まで走って帰った






***


部屋をノックする音が聞こえた



「梨乃?」


この声は、愁


「入るよ。」


入っていいって言ってないじゃん


「お前…三上と付き合ってたんだ?」


「へ…」


「だって、キスしてたし。」


やっぱり…見られてた


「付き合ってないよ」


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