【短編】Sweet Chocolate
***


乗り気じゃないまま当日に。


やっぱり一番に渡したいし…


学校に行く前に渡そう!


そう思って家を出て、隣の家に行こうとした


が…



愁の家の前に顔見知り程度の女子が2人。


こっちを向いたかと思えば


すごい形相で睨んできた。


怖いっ…


チョコを渡すのは断念して学校へ行った。




あの子達が一番に渡したのかな…


「梨乃!」


「ユカ~~」


今朝のことを話す


「あはは…山ちゃんモテるもんねぇ。」


「今日帰って渡すのでいいかな。」


学校だと目立つし…


「何言ってんの、学校で渡さなきゃ!」


「えー…」


だって、いつ渡せばいいのか分かんないし…
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