アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
熱くて、苦しくて、疼いて、辛くてたまらないのに車はまた動き出す。
しばらく走ってやっと車が停まり、拘束を解かれた。
ヘッドフォンを外されてもまだ声が聞こえる。
全然疼きが治まらない。
辛くて目も明けられない。
車から降ろされた私は、抱きかかえられるように何処かに連れて行かれた。
三神さんが途中、立ち止まって誰かと話をしてるみたいだけど、
内容は全然頭に入ってこない。
ここが何処なのかも
これから何をされるのかも
どうでもいい。
何も考えたくない。
エレベーターに乗せられて上昇する感覚に気が遠くなる。
ドアが開いて倒れそうになった私は三神さんに抱き上げられた。