アラサーだって夢をみる【12/23番外編追加】
あっという間にキャミとショーツだけ残して服を剥がれて、冷たいシーツの感触が皮膚に刺さる。
辛くて蹲ろうとした私は、また後ろで両手を拘束されて、仰向けにされた。
「誤魔化せると思った?」
酷く静かな声が暗い室内に響く。
「俺、声のプロだよ?」
「嘘ついてもわかるんだよ?」
唇が触れそうなくらい近くに三神さんの顔がある。
「俺の事、全然信じる気ないだろ」
肌に触れる手と身体に乗っている重さで、少し思考が戻った私は、
嘘をついた事だけじゃなくて、三神さんの触れてはいけない場所に踏み込んでしまったのだと、それは理解できた。
でもそれが何なのか考える気力は残ってない。
だから「そんなこと、ありません」と答えるしかない。
「本気で言ってないだろ?」
指が濡れた私の中を探るように蠢いていて、頭の芯が痺れる。
こんな状態で犯されたら、私どうなっちゃうんだろ。
そんな気持ちよりも、これであの疼きを癒してもらえるという安堵が勝ったけど。