アラサーだって夢をみる
明日は三神さんに会える。
布団の中でぷう太達に話しかけた。
「行って来るね」
ぷう太がじっと私を見つめてる。
「ごめんね、お留守番お願いね」
今度は偶然じゃない。
自分から、また三神さんに会いに行く。
「大好きな人に会ってくるから」
ぷう太の瞳を見ていたら、何故か涙が零れた。
「大丈夫よ。ちゃんと帰ってくるからね」
顔をぺろぺろ舐めてくれるぷう太に私は約束する。
「待っててね」
会ってしまったら、その後どうなってしまうのか。
それを考えないようにして。
ぷう太を抱き締めて、無理やり目を閉じた。
☆-☆-☆-☆