ランデヴー
その言葉にようやく見つめ過ぎていたことに気付いた私は、「あ……」と気の抜けた声を漏らしながらスッと目を逸らす。
「ごめん……」
「いえ、そうじゃなくて」
倉橋君は動かしていた手を止めて、私の方に顔を向けた。
訝しげに私も見返すと、彼は無表情のままデスクに頬杖を突いて顔を傾ける。
「さっき廊下で。見てたんでしょう?」
少し目を細めるようにして私を見る倉橋君にそう言われ、心なしか責められているような気がしてきて心臓がキュッと縮んだような気がした。
「え……と……。うん、ごめん……」
素直に謝ると、倉橋君は小さく笑みを浮かべて「いえ」と微かに首を振った。
「あんな所であんな話してる方が悪いです。気にしないで下さい」
いや……そうは言われても気になってしまう。
あんなに大事な話をうっかり聞いてしまって申し訳ないという気持ちと、花火大会のせいで前田さんに勘違いをさせてしまったという気持ち。
色んな思いが後悔へと繋がった。
「ごめん……」
「いえ、そうじゃなくて」
倉橋君は動かしていた手を止めて、私の方に顔を向けた。
訝しげに私も見返すと、彼は無表情のままデスクに頬杖を突いて顔を傾ける。
「さっき廊下で。見てたんでしょう?」
少し目を細めるようにして私を見る倉橋君にそう言われ、心なしか責められているような気がしてきて心臓がキュッと縮んだような気がした。
「え……と……。うん、ごめん……」
素直に謝ると、倉橋君は小さく笑みを浮かべて「いえ」と微かに首を振った。
「あんな所であんな話してる方が悪いです。気にしないで下さい」
いや……そうは言われても気になってしまう。
あんなに大事な話をうっかり聞いてしまって申し訳ないという気持ちと、花火大会のせいで前田さんに勘違いをさせてしまったという気持ち。
色んな思いが後悔へと繋がった。