ランデヴー
「大丈夫ですか? ちょっと見せて」
目ざとくそれを見た倉橋君が、「大丈夫」と言う隙も与えず目の前にしゃがみこみ、私の手を掴んで自分の目の高さまで持っていく。
そして鋭い目つきで指先を見ると、顔をしかめた。
「引っかけたんですか?」
「う、うん」
そう私が頷くと、倉橋君は突然躊躇いもなく私の手を自分の口元に近付けた。
そして、その形のいい唇を開いて私の人差し指をぱくりと咥えたのだ。
一瞬の沈黙の後、「チュ」という音と共に指先を強く吸われるような感覚。
予想外の出来事に全身が心臓になったようにドキドキして、頭はくらくらする。
この子は何をしているんだ……。
これはお礼を言うべきなのだろうか、それとも怒っていい場面なのだろうか。
再び「チュッ」と音を立てて私の指から唇を離した彼は、憂いを帯びた瞳で私を見つめた。
「痛みますか?」
そう言って、私に瞳を向けたまま、再び私の指をぺろりと舐める。
彼のザラリとした舌の感触に、背筋がゾクリとする。
目ざとくそれを見た倉橋君が、「大丈夫」と言う隙も与えず目の前にしゃがみこみ、私の手を掴んで自分の目の高さまで持っていく。
そして鋭い目つきで指先を見ると、顔をしかめた。
「引っかけたんですか?」
「う、うん」
そう私が頷くと、倉橋君は突然躊躇いもなく私の手を自分の口元に近付けた。
そして、その形のいい唇を開いて私の人差し指をぱくりと咥えたのだ。
一瞬の沈黙の後、「チュ」という音と共に指先を強く吸われるような感覚。
予想外の出来事に全身が心臓になったようにドキドキして、頭はくらくらする。
この子は何をしているんだ……。
これはお礼を言うべきなのだろうか、それとも怒っていい場面なのだろうか。
再び「チュッ」と音を立てて私の指から唇を離した彼は、憂いを帯びた瞳で私を見つめた。
「痛みますか?」
そう言って、私に瞳を向けたまま、再び私の指をぺろりと舐める。
彼のザラリとした舌の感触に、背筋がゾクリとする。