ランデヴー
お風呂にお湯を張り、陽介の好きなウィルキンソンのジンジャエールが冷えていることを確認し、フンフンと鼻歌を歌いながら簡単なフィンガーフードを作る。
あまりの浮かれっぷりに、自分自身笑いが込み上げる程だった。
程なくしてやってきた陽介を迎え、順番にお風呂に入り、軽食を摘みながら甘い時間を過ごした。
そしてベッドではいつもよりもゆっくりと時間をかけて愛し合い、2人うつらうつらとまどろむ。
何て幸せなひとときなんだろう……たった一夜でもこんな時間を持つことができて、心の底から満たされた気持ちになる。
「陽介……寝ちゃった?」
規則正しく上下する陽介の素肌に手を這わせ、私はそっと声をかけた。
「いや、起きてるよ」
落ち着いた陽介の声が、暗闇の中に響く。
私は今日1日一緒に過ごして感じた自分の気持ちを、話したいと考えていた。
それは今後の私達について、私なりの結論だった。