ランデヴー
「ちょ、佐原さん! それ先に言って下さいよ! もぉー!」


「え、俺のせいかよ」


ブツブツと呟く佐原さんの声を背中で受け流しながら、私は非常階段を駆け下りた。


エレベーターを待つよりも、こっちの方が早いと判断したからだ。



時計の針は、既にミーティング開始時間から5分が過ぎたことを示していた……。
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