ランデヴー
確かにちゃんと体調管理ができないのは私の責任で、その件については何を言われても仕方がない。



それに、恐らく貧血が酷いのは寝不足のせいもあると思う。


理由がわかっているからこそ、自分の弱さが情けなくて落ち込んでしまう。



倉橋君はこれ見よがしに「はぁ」と溜息を吐くと、「何か食べて帰りましょう」と言い出した。



「え……何言ってんの、食べないよ?」


「そうですね、1人だと食べないでしょうね」


「いや、そうじゃなくて。だいたい、私のこと送る為にここにいるんじゃないの? もう家に帰って休みたいんだけど」


「どっちにしろ食事をするならどこで食べても一緒じゃないですか。食べるの見届けたら、ちゃんと送りますから」


倉橋君の言うことは強引だが的を射ていて、私は返す言葉もない。


確かに……このまま帰っても私は何も食べる気が起きずに、またその辺にあるチョコでも適当に摘んで済ませてしまうだろう。



私だってこのままではダメだとわかっている。


こんな生活をしていたら力が湧かないし、そのせいで会社に迷惑をかけてしまう日が来るかもしれない。
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