ランデヴー





マンションを出るとどんよりとした曇が空を覆っていて、すぐにでも雨が降り出しそうだった。


一瞬傘を取りに戻るか迷ったが、近いからいいか、と諦める。


何気なく携帯を見ると、時刻は間もなく17時になろうとしていた。



陽介は……今日何をしているんだろう。


不意にそんなことを思った。



私は小さく首を振って彼のことを頭から追い払うと、足早に目的地へと歩いた。
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