ランデヴー
お酒なんて飲まなければ良かった、と後悔しても後の祭りで、私の足取りはまさしく千鳥足だ。
たかだか5メートル程の距離をこんなにも遠く感じたのは初めてだった。
自分の気持ちに反するように、足はフラフラと思うように動かない。
焦る思いでようやくエレベーターへ辿り着くと、ボタンをギュッ押し込んだ。
誰かが乗っているのか、それとも上の階の人が呼んでいるのかわからないが、エレベーターは既に1Fを出発してこの階に近付いていることがパネルに表示された数字からわかる。
ジリジリとそれを待ちながら、高鳴る鼓動を沈めようと胸元を握り締めた。
下まで行けば、きっと陽介がいるはず。
陽介に、会える……!
私は信じて疑うことなく、かたずを呑んで数字が動くのを見つめていた。
でも――。
まるでスローモーションのようなその動きは、何故か私をふと我に返らせる。
たかだか5メートル程の距離をこんなにも遠く感じたのは初めてだった。
自分の気持ちに反するように、足はフラフラと思うように動かない。
焦る思いでようやくエレベーターへ辿り着くと、ボタンをギュッ押し込んだ。
誰かが乗っているのか、それとも上の階の人が呼んでいるのかわからないが、エレベーターは既に1Fを出発してこの階に近付いていることがパネルに表示された数字からわかる。
ジリジリとそれを待ちながら、高鳴る鼓動を沈めようと胸元を握り締めた。
下まで行けば、きっと陽介がいるはず。
陽介に、会える……!
私は信じて疑うことなく、かたずを呑んで数字が動くのを見つめていた。
でも――。
まるでスローモーションのようなその動きは、何故か私をふと我に返らせる。