ランデヴー
「と言うか……」
倉橋君は私の言うことを完全に無視すると、突然私の額にぺたりと手を乗せた。
ひんやりとした感触に、思わずキュッと目を閉じる。
「熱、ありますよ、多分。体熱いですし」
「……え?」
「本当に……坂下さんて馬鹿ですよね。体調悪いのも気付かないでお酒なんて飲んで。馬鹿過ぎて、ほんとイラつくんですけど」
鋭い目で睨まれ、私は何も言えなくなってしまった。
熱があると言われて、妙に納得した。
思えばずっと頭が重くぼーっとしていたし、道理で体がだるいはずだ。
「昨日……何があったんですか?」
倉橋君の質問に答える気は、なかった。
泣き腫らした目を見られたくなくて、めいっぱい顔を背ける。
ギュッと唇を結び頑なな態度を取る私の耳に、倉橋君のこれみよがしな溜息が聞こえて来た。
倉橋君は私の言うことを完全に無視すると、突然私の額にぺたりと手を乗せた。
ひんやりとした感触に、思わずキュッと目を閉じる。
「熱、ありますよ、多分。体熱いですし」
「……え?」
「本当に……坂下さんて馬鹿ですよね。体調悪いのも気付かないでお酒なんて飲んで。馬鹿過ぎて、ほんとイラつくんですけど」
鋭い目で睨まれ、私は何も言えなくなってしまった。
熱があると言われて、妙に納得した。
思えばずっと頭が重くぼーっとしていたし、道理で体がだるいはずだ。
「昨日……何があったんですか?」
倉橋君の質問に答える気は、なかった。
泣き腫らした目を見られたくなくて、めいっぱい顔を背ける。
ギュッと唇を結び頑なな態度を取る私の耳に、倉橋君のこれみよがしな溜息が聞こえて来た。