ランデヴー
私は無心で髪の毛を洗い、化粧を落とし、体を洗った。
狭いこの空間はアッと言う間に蒸気に包まれ、気怠い体を更に息苦しくさせる。
手早く済ませたものの結局サッパリしたと思う余裕はなく、ゾクゾクとした寒気が私の背中を駆け抜けていく。
もちろん倉橋君の制止を振り切ってシャワーなんか浴びたせいだ。
そして同時に、酷い眠気に襲われた。
水滴を拭くのも程々に体を引き摺るようにして部屋に戻ると、ソファに座って相当くつろいだ様子の倉橋君が待ち構えていた。
「体調、どうですか?」
「……最悪」
何故か私のファッション誌をペラペラとめくっている倉橋君を一瞥して、私はベッドへと直行する。
とにかく横になりたかった。
ところが、そうさせないのはもちろん倉橋君だ。
「何してるんですか、髪濡れたままじゃないですか。え、ちょっと待って! ダメですよ!」
無視してベッドに入ろうとする私の腕を後ろから掴む倉橋君に、私はいい加減イライラが募ってくる。
狭いこの空間はアッと言う間に蒸気に包まれ、気怠い体を更に息苦しくさせる。
手早く済ませたものの結局サッパリしたと思う余裕はなく、ゾクゾクとした寒気が私の背中を駆け抜けていく。
もちろん倉橋君の制止を振り切ってシャワーなんか浴びたせいだ。
そして同時に、酷い眠気に襲われた。
水滴を拭くのも程々に体を引き摺るようにして部屋に戻ると、ソファに座って相当くつろいだ様子の倉橋君が待ち構えていた。
「体調、どうですか?」
「……最悪」
何故か私のファッション誌をペラペラとめくっている倉橋君を一瞥して、私はベッドへと直行する。
とにかく横になりたかった。
ところが、そうさせないのはもちろん倉橋君だ。
「何してるんですか、髪濡れたままじゃないですか。え、ちょっと待って! ダメですよ!」
無視してベッドに入ろうとする私の腕を後ろから掴む倉橋君に、私はいい加減イライラが募ってくる。