ランデヴー
――翌朝。
目が覚めると、私の風邪は起きるのも辛い程に悪化していた。
もちろん会社には行くことができずに謝罪の電話を入れ、1日中寝ていることしかできない。
だが、私はその間中ずっと陽介への想いにぐらぐらと揺れ動いていた。
バイブにしていたから気付かなかったものの、昨日の時点で陽介からメールが来ていたからだ。
私の体調を心配するその内容に、どう返信すべきなのかわからなかった。
そもそも返信すべきではないのか、それとも普通に返信していいのか。
或いは……。
私は何度も何度も陽介からのメールの文字を辿り、頭の中で反芻する。
『体調不良って聞いたけど、大丈夫?』
たったそれだけの短いメール。
でも、私のことを心配してくれているメール。