ランデヴー
それに、まだ好きという気持ちに自信が持てないでいる。


陽介の存在は、未だ私の胸の片隅に残っていた。



実はドライブの時に2人で撮った1枚の写真を、私は今でも消すことができずに大切に保存していた。


そこには不意に泣き出した私と、驚いた顔をした陽介が納まっている。


見返すことはできなくて、かといって消すこともできない。



これを懐かしく笑って見られる日が来たら……消してもいいと思える日が来たら……。


その時こそ、私は陽介を完全に忘れることができるのかもしれない。



まだまだ辛く悲しい日々の記憶ばかりが心の中で主張しているが、陽介との日々はそれだけではなかった。


幸せだったこともある。


楽しかったこともある。



でも、これだけは言える。


あれは間違った恋だった、と。
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