ランデヴー
それに反応してハッと体を離した陽介の顔を、私はじっと上目遣いに見上げる。
「陽介、ダメだよ。人来ちゃう……」
「うん……大丈夫だよ。あいつら時間ギリギリにならないと来ない」
「で、でも、もしも来たら……!」
「ごめん、あと少しだけ……」
陽介は切なげに眉根を寄せると、掴んだままの私の腕を再び引き寄せ、体ごとギュッとその胸に抱き締めた。
私は戸惑いながらも陽介の背中に腕を回し、宥めるように優しく撫でる。
私のドキドキと高鳴る胸の音と、陽介の逸る胸の音が耳元で混ざり合う。
口にはしないし私も聞かないが、陽介はきっと酷く倉橋君のことを気にしてる。
さっきまで地下で2人きりだったことを、きっと今心の中で無理矢理噛み砕いているのだ。
私が陽介だけだとわかっていても、きっと気になるんだと思う。
それがわかってしまうからこそ、私は突き放すことができないでいた。
今まで一緒に過ごしてきて、陽介がこんなにも嫉妬をする人だって、初めて知った。
「陽介、ダメだよ。人来ちゃう……」
「うん……大丈夫だよ。あいつら時間ギリギリにならないと来ない」
「で、でも、もしも来たら……!」
「ごめん、あと少しだけ……」
陽介は切なげに眉根を寄せると、掴んだままの私の腕を再び引き寄せ、体ごとギュッとその胸に抱き締めた。
私は戸惑いながらも陽介の背中に腕を回し、宥めるように優しく撫でる。
私のドキドキと高鳴る胸の音と、陽介の逸る胸の音が耳元で混ざり合う。
口にはしないし私も聞かないが、陽介はきっと酷く倉橋君のことを気にしてる。
さっきまで地下で2人きりだったことを、きっと今心の中で無理矢理噛み砕いているのだ。
私が陽介だけだとわかっていても、きっと気になるんだと思う。
それがわかってしまうからこそ、私は突き放すことができないでいた。
今まで一緒に過ごしてきて、陽介がこんなにも嫉妬をする人だって、初めて知った。