ランデヴー
彼は現在35歳でいい年だが、10歳も年下の彼女がいるらしい。


「坂下もきっと大地のストライクゾーンだから気を付けろよ」、と。


佐原さんが以前面白おかしく吹聴していたのを思い出す。



「大地さん、その彼女とはどうやって知り合ったんですか?」


私は枝豆をプチプチと押し出して口に入れながら、何となく以前から気になっていたことを尋ねた。


だって、そんなに年下の彼女と、一体どこで知り合うんだろう?



「あぁ、まぁ……合コン、とか?」


「え! 大地さん合コンなんて行くんですか!?」


「そりゃ行くよ、彼女いなかったらね」


「そうなんだ……」


大地さんの予想外の返答に、私は盛大に驚いてしまった。


私にとって彼は温和で物静かなイメージだったから、合コンという言葉が結びつかなかったのだ。



「お前、見かけによらずやるよなぁ。そんなに若い子、犯罪だろ」


「何ですか、見かけによらずって。それにもうお互い大人ですから。犯罪じゃないですから」


大地さんは少し呆れたように笑いながら、佐原さんに応戦した。
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