ランデヴー
でも私と陽介も8つ離れているから、似たようなものかもしれない。


大地さんに対して、勝手な親近感が湧いてくる。



「そんなに歳が離れてて、話合いますか?」


「うーん……難しい質問だね」


「え?」


何気なく聞いた私の質問にそんな答えが返ってきて、一瞬ビクッと心が震えた。


私は無意識のうちに、大地さんと陽介を重ねて見ていたのだと思う。



「まぁ、歳が近くても話が合わないこともあるからね。その辺はあんまり気にしてないよ。要はお互いに興味が持てるかどうかだから」


「興味……」


「うん。例えば相手の言っていることが理解できなかったら、それを理解しようと耳を傾ければいいだけのことじゃない?」


「そうですね、確かに」


「ま、楽しいよ。若い世代の話ってのも。そうやって楽しんで興味が持てるうちは、上手く行くと思ってるけどね」



ははっと少し照れたように笑いながらビールを口に含む大地さんに、私は少し励まされた気がした。


陽介もそう思ってくれてる気がしたから。


休みの日の話とか、仕事の話とか、陽介はいつも興味深く聞いてくれた。
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