にょんさま。
にょんの方も涼に抱っこされてほんわかした気持ちになる。
(・ω・)「にょーん(にょん、ぬいぐるみの気持ちになったのは初めてです。意外にいいですねー)」
「ぬいぐるみ…。いいね。涼、不思議の国のアリス、好き。ぬいぐるみくらいの大きさになると、世界がアリスみたいな目線で見えるのかなって思うの」
(・ω・)「にょ?(入れ替わってみますか?)」
「入れ替わる?」
ひゅっと涼の視界が一変した。
涼は、涼に抱っこされたにょんになっていた。
(・ω・)「にょにょー(わー。涼こういうの初めてですー)」
「楽しいですか?にょんと波長が合っている人なら、短時間ならこういうことも出来るです」
にょんは涼の声で言葉を返した。
しばしして、にょんはにょんの身体へ、涼は涼の身体へ、意識が元に戻った。
「にょんはこれから何処へ行くの?涼と同じ方向に行くなら、途中まで一緒に行こうか?」
こういう小さなまるい姿では移動するのも大変なのではないか。
そう考えた涼の気遣いの言葉だった。
涼の申し出は、にょんには渡りに船。にょんは困っていたことを打ち明けた。
(・ω・)「にょーん…(にょん、実はある女の子を探してるです。こういう女の子をご存知ないですか?)」
にょんは先ほど出会ったアイスクリームの女の子の記憶の映像を涼の脳裏に送った。
「小さい子だね。あれ…涼、あの女の子、見たことある」
(・ω・)「にょ?(知ってるですか?)」
涼の反応に、にょんは期待を持って聞いてみた。