SWEET HOME
「大丈夫か?風邪?」
心配性な彼が慌て出す前に、あたしは小さな声で言った。
「ううん。あの…」
「どうした?」
髪を撫でる彼の労わるような指先に勇気づけられ、囁く声のまま告げた。
「検査薬…プラスだった…」
「は…?」
「だから…赤ちゃん…出来たかも…」
鈍感な哲史に、今度こそハッキリと言う。
心配性な彼が慌て出す前に、あたしは小さな声で言った。
「ううん。あの…」
「どうした?」
髪を撫でる彼の労わるような指先に勇気づけられ、囁く声のまま告げた。
「検査薬…プラスだった…」
「は…?」
「だから…赤ちゃん…出来たかも…」
鈍感な哲史に、今度こそハッキリと言う。