SWEET HOME
ドアを閉め、やけに薄暗い廊下を歩いていると、その先に何か赤いものが見えた。
ゆっくり近付いて行くと、それは床に散った数枚の赤い花びらだった。
店の子が、客にもらったのだろうか。
少しの間、ボンヤリと見つめていたけれど。
それをヒールで踏みつけながら、再び歩き出す。
あたしの世界へ――。
ゆっくり近付いて行くと、それは床に散った数枚の赤い花びらだった。
店の子が、客にもらったのだろうか。
少しの間、ボンヤリと見つめていたけれど。
それをヒールで踏みつけながら、再び歩き出す。
あたしの世界へ――。
