海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】
「大丈夫ですか?」
初めてかけられたその言葉に思わず俺は目を開いた。
そして目の前には金色の髪をしてシュッとした輪郭、良い感じに通った鼻、ぱっちり二重の丸い目の可愛い同じくらいの女の子だった。
最も俺を驚かしたのは足だった。
女の子の足元を見ると魚の尻尾のようなピンク色のヒレだった。
よく童話の絵本で出てくる人魚姫にそっくりだった。
驚きすぎて二歩くらい足が後ろに退いた。