雨粒のワルツ
再び音楽室からピアノの音が漏れてくる。


私はバイオリンを取り出し、再び壁に背を向けて彼の音色を追った。





うん・・・やっぱり気持ちいい・・・


彼の奏でるメロディは優しく私の中のメロディを引き出してくれる。





そうして夢中で演奏していると、あっという間に終盤にさしかかった。


私ははっとして、曲の途中だというのにバイオリンを降ろして走り出す。











な、なんで逃げてるんだろ、私


よくわからないけど、まだ彼と対面する勇気はない。








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