アイムホーム
「大虎・・・・」

店から持って来たあまったおつまみと、帰り際に買ったビールや泡盛

フミが持ち寄った沖縄料理の数々が見事になくなった頃

カオルはフミを置いて、あっさり帰ってしまった。




あいつ・・・知ってて置き去りにしたな・・・




少しイライラしながら転がった空き缶をごみ袋へと入れていく。



フミはソファーの上ですっかり酔っ払って、むにゃむにゃとわけのわからないことを口走っていた。



「ったく、飲みすぎです。それでもバーのオーナーですか」


そう言って、身体を起こしてやるとフミは力なく俺の肩に頭を乗せた。



ふわりとシャンプーの香りがして、一瞬この人が誰なのか忘れてしまいそうになった。


細い身体は体重をかけられてもさほど重くはなかったが・・・




華奢なくせに、その胸は反則だ!!




そう思いながら、フミを開いてる客室にしている部屋のベットに寝かせた。
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