アイムホーム

「すごーい、ベットもふかふか~」



きゃっきゃっと笑いながら、ベットを転がるフミはまるで子供のようだ。


「ほら、ちゃんとタオルケットかけて」


ったく、なんで俺の歓迎会で俺がフミを介抱しなきゃいけないんだ。


そう思いながらも、ほっとけるわけがなく、こうして介抱してやっている。


しばらくゴロゴロと布団の感触を楽しんだフミは突然俺に背を向けると、小さくつぶやいた。



「ヒロ・・・ごめんね」



その言葉と同時に小さな肩が震える。








なんだろうな、この人は・・・


バーのオーナーのくせに、酒弱いし

見た目イケイケなのに、料理うまかったり

すっげー明るいのに、こんなふうに泣いたり・・・




わけわかんねー
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