天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
「僕はね、龍太郎君」
両手を後ろに組んで、レスクレは言う。
「悪魔ではありますが、この学園で友情という奴を育みたいんです…が、大半の者は僕の素性を聞くと、今の君のように構えてしまう…」
「そりゃそうだろ!流石に悪魔はねぇだろ!」
構えを解かない龍太郎。
悪魔といえば神と敵対し、人間に害をなす邪悪の化身そのものだ。
何の偏見もなく、はいそうですかと友情を育むには、龍太郎でもいささか抵抗がある。
「ですが君とならば友情が築けそうなんですよ、丹下 龍太郎君」
レスクレは一歩踏み出した。
両手を後ろに組んで、レスクレは言う。
「悪魔ではありますが、この学園で友情という奴を育みたいんです…が、大半の者は僕の素性を聞くと、今の君のように構えてしまう…」
「そりゃそうだろ!流石に悪魔はねぇだろ!」
構えを解かない龍太郎。
悪魔といえば神と敵対し、人間に害をなす邪悪の化身そのものだ。
何の偏見もなく、はいそうですかと友情を育むには、龍太郎でもいささか抵抗がある。
「ですが君とならば友情が築けそうなんですよ、丹下 龍太郎君」
レスクレは一歩踏み出した。