天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
「失礼だな龍太郎君」

拓斗がプクッと頬を膨らませる。

「僕は真剣だよ!龍太郎君のやってる『りつぜん』や『ちょーそく』も真面目にやってるし。それに」

龍太郎の背中を見る拓斗。

「龍太郎君の方こそ、真面目にやった方がいいんじゃないの?」

「あん?」

(´・ω・`)モキュ?

拓斗の言葉に疑問を露わにする龍太郎…と背中の付属物。

振り向くと。

「あ゛っ!てめっ!阿行(あぎょう)!」

(・ω・)ノ

いつの間にかお面をつけた着物姿のチビッ子が、龍太郎の背中におぶさっていた。

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