天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ
「こんな朝早くから何やってんだ、お前?」

修行を切り上げ、木の枝にかけていたスポーツタオルで汗を拭く龍太郎に。

「サッカー部の朝練に付き合って応援してたんだよ」

暁が爽やかに前髪を掻き揚げる。

「私達はそのサッカー部の朝練に付き合った応援の応援~♪」

取り巻きモブキャラ女子生徒達が言う。

色気と慕情は冬の朝から女子達を早起きさせるのだ。

色恋沙汰恐るべし。

いつの間にか。

はにゃーん(*´Д`*)

阿行も暁におぶさっている。

やはり人間の魅力とは顔なのか。

龍太郎泣き咽ぶ。

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