王子様は囚われ王女に恋をする
「剣を捨てるのはお前だ。
王と王妃だけではあきたらず、アリシアまで手にかける気か?」

カイルの言葉にメルディアンの兵士たちに動揺が走る。

「でたらめを言うな!」

怒鳴るトーマスの言葉を制するようにアリシアは叫んだ。

「カイル様の言うことは真実よ。裏切り者はこの男です!」

「黙れ!」

トーマスの刀がアリシアの白い肌を傷つけた。


チリッという痛みにアリシアは眉をひそめる。


白い肌に一筋の血が流れる。

< 117 / 126 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop