王子様は囚われ王女に恋をする
エメラルドグリーンの瞳から
大粒の涙があふれ出す。
少し目を離したすきに起きた出来事に
カイルは自分への苛立ちが抑えられない。
あのまま、あの男がアリシアに何かしていたら
この場で彼を殺していたかもしれない。
声も立てずに泣く姿がはかなくて
たまらず彼女をソファから抱き上げた。
「カイル王子…っ」
「部屋まで送って行く」
カイルはそのまま広間を後にする。
「歩けますから下ろしてくださいっ」
「ダメだ、王子をつけて呼んだ罰だよ」
適当なことを言いながら
暴れるアリシアを無視してそのまま城の廊下を進む。
「カ…カイル、下ろしてください」
「もう部屋に着くから、大人しくしてろ」
彼女の体を強く抱き寄せると
なぜか急にアリシアがおとなしくなった。
不思議に思って顔をのぞきこむと
アリシアは頬を赤くしてうつむいていた。
「何だ?」
アリシアは隠すように両手で顔を覆った。
「…どうしてですか?」
聞き逃しそうな小さな声でアリシアはつぶやいた。
大粒の涙があふれ出す。
少し目を離したすきに起きた出来事に
カイルは自分への苛立ちが抑えられない。
あのまま、あの男がアリシアに何かしていたら
この場で彼を殺していたかもしれない。
声も立てずに泣く姿がはかなくて
たまらず彼女をソファから抱き上げた。
「カイル王子…っ」
「部屋まで送って行く」
カイルはそのまま広間を後にする。
「歩けますから下ろしてくださいっ」
「ダメだ、王子をつけて呼んだ罰だよ」
適当なことを言いながら
暴れるアリシアを無視してそのまま城の廊下を進む。
「カ…カイル、下ろしてください」
「もう部屋に着くから、大人しくしてろ」
彼女の体を強く抱き寄せると
なぜか急にアリシアがおとなしくなった。
不思議に思って顔をのぞきこむと
アリシアは頬を赤くしてうつむいていた。
「何だ?」
アリシアは隠すように両手で顔を覆った。
「…どうしてですか?」
聞き逃しそうな小さな声でアリシアはつぶやいた。