王子様は囚われ王女に恋をする
「そんな風に笑うのは初めてだな」

「え…?」

カイルがアリシアを見て言った。

「ここに連れてきてよかった」

「カイル様…」


(どうして優しくするんですか?)


アリシアがその言葉を口にしようとした時
ナターシャが料理を運んで入ってきた。

「さあ、たくさん食べてくださいね」

部屋の中においしそうなにおいが漂う。

「アリシア様、デザートもありますから。
遠慮しないでくださいね」

「ありがとう、ナターシャ」

ナターシャの温かい笑顔につられて
アリシアは思わず微笑んだ。

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