王子様は囚われ王女に恋をする
「タチアナっ」
裏庭にたどり着いたアリシアは目の前の光景に唖然とする。
タチアナを盾にされ、カイルたちもうかつに手が出せない。
恐怖のあまり、タチアナは顔面蒼白になり、遠目で見て判るほどに震えている。
「その子を離せ」
今まで聞いたことのないカイルの低く怒りを込めた声が響く。
カイルは相手を凍りつかせるような冷たい目で睨み付けながら、刺客との距離をジリジリと詰めていく。
塀まで追い詰められた刺客はそれでもタチアナを離さない。それどころか妙に落ち着いた刺客たちの様子にブラッドは違和感を覚えていた。
(なぜあんなに落ち着いている?)
タチアナを捕らえた男の他に相手は3人。
正面きって戦えば圧倒的に向こうが不利なのに焦りすら感じられない。
何かがおかしい、そう感じてカイルに伝えようとしたとき、ブラッドは視線の端に何かをとらえた。
「カイル様っ!」
裏庭にたどり着いたアリシアは目の前の光景に唖然とする。
タチアナを盾にされ、カイルたちもうかつに手が出せない。
恐怖のあまり、タチアナは顔面蒼白になり、遠目で見て判るほどに震えている。
「その子を離せ」
今まで聞いたことのないカイルの低く怒りを込めた声が響く。
カイルは相手を凍りつかせるような冷たい目で睨み付けながら、刺客との距離をジリジリと詰めていく。
塀まで追い詰められた刺客はそれでもタチアナを離さない。それどころか妙に落ち着いた刺客たちの様子にブラッドは違和感を覚えていた。
(なぜあんなに落ち着いている?)
タチアナを捕らえた男の他に相手は3人。
正面きって戦えば圧倒的に向こうが不利なのに焦りすら感じられない。
何かがおかしい、そう感じてカイルに伝えようとしたとき、ブラッドは視線の端に何かをとらえた。
「カイル様っ!」