失恋ショコラ【短】
「は……?」


質問の意図がわからなくて素っ頓狂な声を出すと、篠原があたしを真っ直ぐ見つめた。


その表情が少しだけ強張っている気がするけど、恐らくそんな風に見えるのは気のせいだろう…。


それなのに…


あまりにも真剣な顔をした篠原を見て、答えるしか無いのだと悟った。


とは言え、正直な気持ちを告げてもいいのかどうか迷ってしまう。


だけど…


「さっさと答えろ」


相変わらずあたしの気持ちなんてお構いなしの篠原が、不服そうな声で促して来た。


あたしは彼に投げ掛けられた質問の答えを紡ぐ為に、仕方なく口を開いた。


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