主婦だって恋をする
「開けるわよ?」
私は返事を待たずに箱の蓋を開け、逆さにして振った。
カタン、と出てきたのは電池だった。
……この大きさは、単四?
箱を覗くと、まだ何か入ってる。
電池を使うってことは目覚まし時計とか……?
そう思いながら箱に手を入れ、手探りで触れた細い紐を引っ張った。
私はぶらぶらと目の前で揺れる物がなんだかすぐにはわからなかった。
「宇津木のやつ……悪い冗談だよな」
細いコードで繋がった片側には
スイッチのようなもの。反対側の先は小さな卵形になっていて……
「今夜使って下さいなんて言うから、あいつ一回風呂に沈めた」
「これ……なに?」
「ローターだよ。大人の玩具」
私は固まってしまい、その玩具は布団の上にぽすんと落ちた。