Jelly Beans
「まだ間に合うよ。」
モ-リの突然の言葉に
何の事を言っているか分からないあたしは、
「え?何が?」
と返した。
モ-リは、優しいまなざしをあたしに向けて、
「いいところだよな。学生も生き生きしてて、施設も充実してる。
こっちは9月からだから、試験だけでも受けてみればいいよ。
ずっと考えてたんだ、何か、勢いで結婚させちゃって、
いちごの夢かなえられなくさせちゃって、
でも、いいよ。ちょっと遠回りさせちゃったけど、
4年ぐらい待つよ。まあ、受かればの話だけどな。」
言い聞かせるように伝えてきた。
「馬鹿。」
あたしはグ-で軽くモ-リのお腹を叩いた。
ポスンと音がして
花の奥がツンとして、背中がひやっとした。
切なくて寂しかった。
「待たなくっていいんだってば、
全然未練なんかないんだから。
傍にモ-リがいないなんて駄目なんだから。
モ-リがいなかった頃の夢なんて、叶わなくてよかったんだから。
あたしにはもっと違う夢ができたんだから。
此処にいたら叶わないすっごく大事な夢。」
モ-リの突然の言葉に
何の事を言っているか分からないあたしは、
「え?何が?」
と返した。
モ-リは、優しいまなざしをあたしに向けて、
「いいところだよな。学生も生き生きしてて、施設も充実してる。
こっちは9月からだから、試験だけでも受けてみればいいよ。
ずっと考えてたんだ、何か、勢いで結婚させちゃって、
いちごの夢かなえられなくさせちゃって、
でも、いいよ。ちょっと遠回りさせちゃったけど、
4年ぐらい待つよ。まあ、受かればの話だけどな。」
言い聞かせるように伝えてきた。
「馬鹿。」
あたしはグ-で軽くモ-リのお腹を叩いた。
ポスンと音がして
花の奥がツンとして、背中がひやっとした。
切なくて寂しかった。
「待たなくっていいんだってば、
全然未練なんかないんだから。
傍にモ-リがいないなんて駄目なんだから。
モ-リがいなかった頃の夢なんて、叶わなくてよかったんだから。
あたしにはもっと違う夢ができたんだから。
此処にいたら叶わないすっごく大事な夢。」